イラン国連大使、「ミャンマーのイスラム教徒は過激派の犠牲になっている」
9月 08, 2017 16:19 Asia/Tokyo
イランのホシュルー国連大使が、平和の文化は国連憲章の要旨だと強調し、これは、国連の活動の中心となるべきだとしました。
ホシュルー大使は7日木曜、平和の文化をテーマにした国連会合で、国連は人類を戦争や情勢不安から救済するため設立されたと強調し、国連の責務とは、過激派に対抗し、平和の文化を高めることだとしました。
また、外交や協議ではなく、制裁や脅迫を語り、覇権や過激主義を強化する者は、その言動によって、平和の文化という泉を枯渇させているとしました。
さらに、国際関係における一方的な、力任せの態度は、情勢不安やテロ、過激主義の要因になるとして、「核合意などの外交の成功例を活用し、それを国際関係の模範とすべきだ」と述べました。
ホシュルー大使は、ミャンマーの軍と仏教徒によるイスラム教徒への犯罪を非難し、ロヒンギャ族のイスラム教徒は過激主義などの犠牲になっているとしました。
また、国連総会で決議として採択された、「暴力と過激主義に対抗する世界」における、イランのイニシアチブに触れ、平和を求めるすべての国に対して、平和と相互扶助の実現の道を歩むよう求めました。