イラン原子力庁長官、「アメリカの敵対的な行動は核合意の条文や精神に反する」
9月 19, 2017 17:41 Asia/Tokyo
イラン原子力庁のサーレヒー長官が、「アメリカの敵対的な行動は、核合意の条文や精神に反する」と語りました。
イルナー通信によりますと、サーレヒー長官は18日月曜、オーストリア・ウィーンで行われているIAEA国際原子力機関の第61回総会において、「アメリカ政府の行動は核合意を歪曲し、核合意におけるイランの利益を妨害しようとするものであり、これは核合意の条文や精神に反している。IAEAは、容認しがたいこうした要求に抵抗し、各国の査察により得られた技術・産業面での機密情報の維持に努めるべきだ」と述べています。
また、「イランの核活動全体における最も重要な側面の1つは、IAEAによりその合法性が定期的に承認されていることである」とし、「イランは、誠意をもって核合意に照らし、自国の全ての取り決めを実施している。イランの核活動は、最大限に透明化されている上に、核施設への完全な査察のもとに行われている」としました。
さらに、「IAEAの加盟国は、核兵器を保有する政権であるシオニスト政権イスラエルに、IAEA加盟を義務付けるべきだ」と語っています。
サーレヒー長官はまた18日月曜、ウィーンでIAEAの天野事務局長と会談しました。
天野事務局長は、イランが取り決めを守っていることに満足の意を示し、「核合意をめぐるそのほかの関係者との会談の結果について報告しました。
第61回IAEA 総会は18日月曜から5日間にわたり、168の加盟国の代表者らが参加し、ウィーンで開催されています。
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