イランの国力の維持に関する最高指導者の見解
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イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師が、「イランの防衛力は、いかなる理由によっても協議や取り引きのできない問題だ」と強調しました。
(last modified 2025-10-27T01:35:03+00:00 )
10月 26, 2017 17:29 Asia/Tokyo
  • ハーメネイー師
    ハーメネイー師

イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師が、「イランの防衛力は、いかなる理由によっても協議や取り引きのできない問題だ」と強調しました。

ハーメネイー師、士官学校の卒業式

 

ハーメネイー師は、25日水曜、士官学校の卒業式で、イランの防衛力に対する覇権主義勢力の反対に触れ、「イランの防衛力は協議や駆け引きのできない問題であり、防衛手段、国力の確保やその支えとなるものについて、敵と取り引きするつもりはない。イランは国力強化の道を力強く進んでいく」と語りました。

ハーメネイー師、士官学校の卒業式

 

また、イランの地域における力に対する覇権主義勢力の苛立ちや不満に触れ、「イスラム体制の敵は、イランの国力の要素を自分たちの邪魔になる存在と見なし、それに対抗している。そのため、イランの力が、地域内外の人々の間で高まることに反対している。なぜなら、この力は、イスラム体制の戦略の中心にあるからだ」と語りました。

ハーメネイー師、士官学校の卒業式

 

防衛力は、国力の重要な手段であり、各国の力の強化における重要な問題です。この中で、イランは、1979年のイスラム革命勝利後、敵対の継続や8年に及ぶイランイラク戦争の経験により、防衛力を強化してきました。イランは、国産の技術を頼りに、軍事力や防衛力を多様化してきました。中でも最も影響力があるのは、イランのミサイル能力です。

国軍、革命防衛隊、警察、民兵組織バスィージなどがイランの軍事部門を担っており、この中で、革命防衛隊の役割により、イランのミサイル力が強化されています。ミサイル防衛力により、イランは軍事的な有力国の中に入っています。そのため、イラン革命防衛隊・航空宇宙部隊のハージーザーデ司令官は、「イランの軍隊は、世界ランキングで7位になっている」と語りました。

イスラム革命防衛隊

 

この力は、西アジアという重要な地域におけるイランの戦略や、敵の脅威に対するイランの抑止力の中で、意味を見出します。このような状況の中で、イランの軍事力や防衛力は、外交的な協議の影響を受けることはありません。イランは核合意に沿ったアメリカのシナリオに左右されることはないでしょう。

アメリカは、ヨーロッパとの役割分担により、「イランは核合意に違反している、あるいは地域にとって脅威になっている」といった主張においてヨーロッパ諸国を同調させ、最終的に、イランのミサイル計画に関する協議に持ち込もうとしています。しかし、イランのザリーフ外務大臣が最近、アメリカの週刊誌ニューヨークのインタビューで強調したように、イランのミサイル力、防衛力は維持され、イランの弾道ミサイルは、核兵器を搭載するために設計されていないのです。

イランのミサイル

 

アメリカは、イランの弾道ミサイル実験を、核合意の精神に反したものだとしています。この中で、アメリカ上院は、それを理由に、アメリカの核合意に対する取り決めに関して新たな状況を創り、その中で、イランの核問題を巡る制裁を復活させようとしています。

核合意は、イランのミサイル計画に制限を設けていません。イランがミサイル力について話し合うべきだとされる項目も、この合意には見られません。そのような状況の中で、イランは圧力やシナリオに惑わされずに、国力を強化する道を力強く歩み続けるのです。