テヘラン金曜礼拝、「サウジアラビアはレバノンの不安定化を求めている」
11月 10, 2017 19:30 Asia/Tokyo
10日に行われたテヘラン金曜礼拝で、説教師をつとめたハータミー師が、「サウジアラビア・リヤドで発表されたレバノンのハリリ首相の辞任は、サウジアラビアが明らかな形でレバノンの内政に干渉していることを示している」と語りました。
ハータミー師は、サウジアラビアがレバノンの不安定化を求めているとして、「サウジアラビア政府は、イラク、シリア、イエメン、レバノンにおけるすべての犯罪に大いに関与しており、現在、レバノンのハリリ首相を呼び出し、あらかじめ決められた文章を与え、辞任を強要し、明確な形でレバノンへの内政干渉を行った」と語りました。
また、最近のサウジアラビア情勢や、同国で多くの王族が逮捕されたことは茶番だとして、「ムハンマド・ビン・サルマン皇太子の反イランの発言や脅迫は、サウジアラビアがこれを実行すれば、イラン国民による手痛い回答に直面することになるという時期に達している」と語りました。
さらに、シーア派3代目イマームの殉教から40日目に当たる、アルバインの大規模な行進は、偉大な英雄伝だったとして、イマームホサインの巡礼者を受け入れたイラクの人々と政府に感謝を述べました。