イラン最高指導者顧問が、ミサイル問題への干渉に関してフランス大統領に警告
11月 18, 2017 18:53 Asia/Tokyo
イランのヴェラーヤティ国際問題担当最高指導者顧問が、フランスのマクロン大統領に対し、イランのミサイル問題への干渉について警告しました。
マクロン大統領は17日金曜、スウェーデンのヨーテボリで行われたEUの会合において、弾道ミサイル計画に関するイランの戦略の透明化を求めるとともに、「イランは、地域で侵略的な政策を採らないようにすべきだ」と語りました。
ヴェラーヤティ顧問は18日土曜、IRIB通信のインタビューにおいて、マクロン大統領の反イラン的な立場を批判し、「イランの戦略やミサイル関連の問題にフランスが干渉することは、フランス政府に対するイランの信用度を下げるだけである」と述べました。
また、「イランは、自国の問題や防衛計画に関して他国から許可を得ることはない」と強調し、「フランスがイランとの関係拡大を望むなら、イランの内政に干渉すべきではない。そのような行動がフランスの国益に反する」としています。
さらに、「イランのミサイル計画に関するフランスの要請を、イランは必ず拒否する。そうした要請にイランがプラスの応答をする確率は1%もない」と語りました。
ヴェラーヤティ顧問はまた、「イランは決して、EUとの関係だけで満足することはない」とし、「イランは、独立している中で、ロシアや中国、日本、インド、南アフリカ、ドイツ、フランスをはじめとする各国と関係を持つことが可能であり、これに関してイランの国益以外に決定的な基準は存在しない」と述べています。
タグ