イランのファジル映画祭、テロ組織の活動をテーマにした映画を上映
2月 06, 2018 18:39 Asia/Tokyo
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イラン映画「夕食の時間」
イランのファジル映画祭で、西アジアのテロ事件やテロ組織の活動をテーマにした2本の映画が上映されています。
イランのファジル映画祭は、2月1日から11日まで開催されています。
イランの著名な映画監督、イブラヒーム・ハータミーキヤー氏の最新作、「夕食の時間」が、この映画祭の国内の部で初めて上映されました。
この映画は、地域の出来事やテロ組織について直接、触れています。
この映画のあらすじは、イラン人のパイロット2人が、ISISに包囲されたシリアのホムス州タドモルから、この地域の住民を救い出す、というものです。
イルナー通信によりますと、ハータミーキヤー監督は、5日、映画「夕食の時間」でISISをテーマに扱ったことについて、シリアとイラクでテロと戦うイラン人戦士について多くの調査を行い、タドモルがISISに占領されていた頃にもこの町を訪れたとし、「この映画では何も誇張されている部分はない。すべての登場人物は実際に存在する」と語りました。
また、パルヴィーズ・シェイフターディ監督の「地獄の皇帝」も、今回のファジル映画祭で上映され、地域の出来事をテーマに扱っています。
この映画は、ISISなどのテロ組織の誕生にサウジアラビアが関与していることを描き、一人の過激な宗教指導者の思想を題材にし、ヨーロッパやアメリカによって、この地域でひそかに形作られた事実を物語っています。
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