2月 22, 2018 00:20 Asia/Tokyo
  • ローハーニー大統領とカーフ外務大の会談
    ローハーニー大統領とカーフ外務大の会談

イランのローハーニー大統領が、「イランの防衛力は協議できない」と改めて強調しました。

ローハーニー大統領は、21日水曜、オランダのカーフ外務大臣とテヘランで会談し、「イラン国民は、イラン・イラク戦争の歴史的な経験により、イランの防衛力については協議できないと考えている」と語りました。

ローハーニー大統領は、一部の国が、イランのミサイル計画に対して世論操作を行っていることに触れ、「イランは、地域諸国への大量の武器の売却に関して、西側諸国と話し合いたいと考えている。これらの武器は、イエメンの住宅やインフラを破壊し、人々を殺害し、彼らを難民化するために使用されている」と述べました。

さらに、イランがイエメンにミサイルを移送しているとする主張は、完全に根拠のない誤ったものだとし、「このように問題をはぐらかすのではなく、戦争を早急に終わらせ、停戦を確立し、イエメンの人々を支援し、イエメン人同士の対話を始めるのに必要な土台を作ることに集中すべきだ」と語りました。

また、「イランは、地域の治安と安定の強化、テロとの戦いの継続について、EUと話し合う用意がある」と述べました。

ローハーニー大統領は、「イランは、オランダをはじめとするEU加盟国との関係拡大を歓迎しており、この関係の、両国の相互利益のための向上を求めている」と強調しました。

一方のカーフ外相もこの会談で、EUとオランダは、あらゆる分野でのイランとの関係拡大を求めているとし、「オランダは、イランが国防のために兵器計画を必要としていることを正式に認める」と語りました。

さらに、「オランダの企業は、先進技術、農業、エネルギー消費の節約に関するイランのプロジェクトに協力する用意がある」と語りました。

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