イラン国連大使、「水不足の危機対策に向けた世界規模での協力が不可欠」
3月 24, 2018 18:48 Asia/Tokyo
イランのホシュルー国連大使が23日金曜、「持続的な開発のための水、国際行動の10年」をテーマとする会議で、多くの国における水不足の危機に注目した地域・国際的な協力が不可欠だ」と語りました。
イルナー通信によりますと、ホシュルー大使はまた、イランが重要な課題として水の問題に注目していることに触れ、「イラン政府は、第6次開発計画として、水の合理的な使用に特に注目している」と述べています。
さらに、第6次開発計画における水の合理的な利用に向けた、イラン政府の措置の一環として、特に農業部門での水の恒常的な利用、飲料水の質の向上、恒常的、包括的な水の管理システムの結成を挙げました。
「持続的な開発のための水、国際行動の10年」をテーマとする高官級の会合は22日木曜、アメリカ・ニューヨークで開始されました。
国連のグテーレス事務総長はこの会合で、「水は、協力のためのものであり、対立のためのものではない」とし、「現在、世界のおよそ40%の人々が水不足に苦しんでおり、病気の90%以上が、安全で清潔な水の不足によるものだ」と語っています。
2018年から2028年までの10年は、水の国際行動の10年とされています。
今後10年間が「水の国際行動の10年」とされた目的は、全ての人々が清潔な飲料水を利用できる各国の可能性を高め、協力を促進し、これに関する一般の認知度を高めることとされています。