イラン第1副大統領、「イランは、地域の安全の回復を追求」
3月 27, 2018 19:22 Asia/Tokyo
-
ジャハーンギーリー第1副大統領
イランのジャハーンギーリー第1副大統領が、「イランは、地域の安全の回復を追求している」と語りました。
イルナー通信によりますと、ジャハーンギーリー副大統領は27日火曜、テヘラン西部のシャフリヤール行政区において、激動の中東における現在の危機に触れ、「イスラム諸国は現在、タクフィール派や戦争に直面しており、イスラム教徒が流血の憂き目に遭遇している。イランはほかのイスラム諸国がそうした状況に置かれていることを遺憾に思っている」と述べました。
また、「イランは、激動の中東地域にあって、安定と安全を維持しており、自国の安全保障を求めるのみならず、地域諸国の治安の回復に向けて努力している」としました。
さらに、「イランは、地域の安全確保のために代償を支払ってきた」とし、「イランがシリアやイラクを支援しなかったら、タクフィール派の組織の多くに、地域諸国が支配されていただろう。このため、アメリカはイラン周辺の情勢を不安定で悪化しているように示そうとしている」と語っています。
ジャハーンギーリー副大統領はまた、「イランは、地域諸国との友好関係を追求しているが、これらの国の一部の政策、すなわちイエメンで不当な行動に手を染めているサウジアラビアのやり方などについては容認していない」と述べました。
さらに、「イエメン国民がサウジアラビアという侵略者に抵抗するのはごく当然のことである。だが、サウジアラビアは問題をはぐらかすために、イランにイエメンへの内政干渉という濡れ衣を着せている」としています。
タグ