3月 20, 2016 20:18 Asia/Tokyo
  • イラン外相が、トルコ大統領と会談

イランの外務大臣が、トルコの大統領と会談し、二国間関係や地域問題について意見交換を行いました。

IRIB通信によりますと、トルコのエルドアン大統領は19日土曜、「トルコとイランの関係拡大は、両国の利益や地域における安定と平和の確立に貢献する」と語っています。

また、イラン大統領を再びトルコへの訪問に招待するとともに、両国の貿易額が300億ドルにまで増加する必要性を強調しました。

さらに、イスラム世界の弱体化の要因は西側諸国であるとし、「地域問題の解決に向けたトルコとイランの責務は重大である」と述べています。

エルドアン大統領はまた、「テロ組織ISISは、両国や地域諸国にとっての共通の脅威である」とし、「地域の危機解決に向けたイランとの協議は、トルコにとって重要である」としました。

一方のザリーフ大臣も、イランが苦境に立たされていたときもトルコがイランと友好関係を維持していたことに触れ、「新たな状況においては両国は最高レベルの関係を持つべきだ」と語っています。

また、「トルコはイランにとって極めて重要な隣国である」とし、「イランの政府高官は、トルコとの関係を非常に重視している」と述べました。

さらに、「地域の危機の解決に向けたイランとトルコの協力は、異なる宗派が互いに接近することに成功した実例である」としています。

ザリーフ大臣は19日土曜、トルコ・イスタンブール入りしました。

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