イラン外務省、「イランとアメリカの関係の戦略的雰囲気は変わっていない」
1月 25, 2016 22:09 Asia/Tokyo
イラン外務省のジャーベリーアンサーリー報道官が、「イランとアメリカの関係の戦略的雰囲気は変わっていない」と述べました。
ジャーベリーアンサーリー報道官は、25日月曜、包括的共同行動計画実施後のアメリカのイラン恐怖症の政策継続に関するIRIB記者の質問に対し、「アメリカが自らの政策を追求し、イランも外交政策において基本的戦略を追求するとき、両国の戦略の違いにより、意見の対立が存在するのは当然だ」と述べました。
また、アメリカのケリー国務長官がサウジアラビアの国王との会談で、アメリカはサウジの傍らにとどまると表明したことについて、「あらゆる意見表明は、それが行われた場所、その規模に応じて注目すべきだ」と語りました。
さらに、イラン大統領のヨーロッパ訪問について、この訪問がイランとヨーロッパ諸国の間の制裁後の大規模な協力と一連の動きの下地を作るよう期待感を表しました。
ジャーベリーアンサーリー報道官は、中国の国家主席のテヘラン訪問と17の合意所の調印について触れ、「この訪問で、イランと中国の戦略的包括的協力の今後25年の共通の展望について合意した」と述べました。
また、イランとトルコの関係、トルコが領土を拡張し、地域で影響力を広めようとしていることについて、「イランの全体政策は、自然な競争の枠内でのトルコとの関係の維持と対立のコントロール、協力の拡大だ」としました。
さらに、「各国の間には当然競争が存在するが、重要なのは、イランとトルコが賢明さを保ち、ニーズに注目することで、競争を敵対に変えさせないことであり、これはトルコとの協力におけるイランの外交政策の最優先事項だ」としました。
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