イラン副大統領、「イラン産原油の輸出を阻止するためのアメリカの努力は幻想」

イランのジャハーンギーリー第一副大統領が、「イラン産原油の輸出を阻止するためのアメリカの努力は幻想だ」と語りました。

ＩＲＩＢ通信によりますと、ジャハーンギーリー副大統領は、16日月曜夜、イランに住む外国の代表や経済活動家との会合で、イラン産原油の輸出を阻止しようとするアメリカの努力が実を結ぶことはないとし、「世界はイランの原油を必要としており、その売却方法を考える必要がある」と述べました。

また、「国際機関、特にＩＡＥＡ国際原子力機関の発表によれば、イランは核合意のすべての取り決めを履行している」と述べました。

さらに、アメリカのトランプ大統領は、国際社会にとって、簡単に見過ごすことのできない深刻な脅威であるとし、「イランが取り決めを履行している中で、アメリカが核合意から離脱し、イランに対する大規模な制裁を発表したことは、大きな警鐘となりうる」と語りました。

ジャハーンギーリー副大統領は、「イランの外交政策は、世界との建設的な協力と、中東地域や世界レベルのさまざまな問題の政治的な対話による解決に基づいている」と強調しました。