7月 17, 2018 18:34 Asia/Tokyo
  • イラン外交関係戦略評議会のハッラーズィー議長
    イラン外交関係戦略評議会のハッラーズィー議長

イラン外交関係戦略評議会のハッラーズィー議長が、アメリカと協議する可能性は一切ないとし、「アメリカとの協議に関するイランのこれまでの経験は、アメリカが協議を行い文書にサインはするものの、その内容を遵守しないことを示している」と語りました。

ハッラーズィー議長は16日月曜、中国・北京で開催された第7回世界平和フォーラムの傍ら、イルナー通信の取材に対し、「イランはこれまで、アフガニスタン問題や自国の核エネルギー問題に関してアメリカと協議を行ってきたが、この2つの事例においても、アメリカは取り決めを守っていない」と述べています。

また、「地域外の国は、地域の問題に対する内政干渉をやめるべきだ」とし、「地域の問題を解決するには、アメリカとの協議や干渉は必要がなく、地域の主な国が相互間協議を行い、自分たちで問題を解決すべきだ」としました。

さらに、一部の地域諸国によるテロ拡大を非難し、「地域にはイラン、イラク、エジプト、サウジアラビアをはじめとする、主要な国が存在しており、地域の安全保障はこれらの国が決定すべきであるシステムによるものであり、アメリカが干渉する必要はない」と語っています。

ハッラーズィー議長はまた、「国同士の話し合いは、同調を促進するとともに、今すでに世界各国で多大な懸念を引き起こしている、アメリカ政府の破壊政策に対抗することにつながる」と述べました。

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