ドキュメンタリー・イラン(36)
北部ギーラーン州ランギャルード橋(日本語のナレーション付)
11月 25, 2019 17:20 Asia/Tokyo
今回は、カスピ海のほとりの北部ギーラーン州に視点を移し、この州の歴史ある橋の1つ、ランギャルード橋をご紹介してまいりましょう。
レンガ造りのランギャルード橋は、カスピ海のほとりの風光明媚な町ランギャルードにあります。
この町の中を、ランギャルード川という1本の河川が流れており、その脇では鳩の群れが羽を休めています。
ランギャルード川は、かつては周辺の諸都市や町村との間を往来する大小の貿易船の航路となっており、この川の両岸の間の行き来の円滑化に寄与していました。今では、この橋は主に通行人の往来の要となり、ランギャルード市のシンボルとされています。
この古い旧道としてのランギャルード橋は、レンガのほかにもモルタルを使用して建設されていますが、歴史的な文献によれば、今から500年以上前の時代には、この町には木製の橋しかなく、ある外国人が記したギーラーン州関連の歴史書によれば、この橋が造られたのはサファヴィー朝時代だとされています。
ランギャルード橋は全長37メートル、高さ10メートル、幅4.65メートルに及び、イラン式建築の中でももっとも美しいアーチの上に石畳が敷き詰められ、この石畳の通路には常に通行人が行き交っています。
この橋は、ランギャルードの町でもっとも美しい橋であるとともに、この町の歴史的なシンボルとされています。
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