イスラム教徒の犠牲祭、イラン全国で祝祭
8月 22, 2018 16:56 Asia/Tokyo
イスラム暦ゼルハッジャ月10日にあたる22日水曜は、イスラム教徒の大きな祝祭の一つである犠牲祭の日です。
犠牲祭の日には、サウジアラビア西部にある聖地メッカのカアバ神殿を訪れた巡礼者たちが、神の命に従い、神の満足を得るために生贄を捧げ、預言者イブラヒームの記憶を思い起こし、敬意をあらわします。
神は、預言者イブラヒームの純粋な信仰心を試すため、息子のイスマイールを神の道において生贄に捧げるよう命じました。
預言者イブラヒームは、この非常に困難な神の命を実行することを決意しましたが、実際にそれを行おうといくら努力しても、ナイフは息子の首を切りません。そのとき、神から声が聞こえ、神の試練を乗り越えたことが告げられるとともに、息子の代わりに生贄にするよう、羊が送られました。
この出来事は、神の命に対する服従、欲望の克服、自己献身の教訓です。
そのため、世界のイスラム教徒は、ゼルハッジャ月の10日をイスラムの盛大の祝祭として祝っています。
22日水曜朝、テヘランをはじめとするイラン全国で、大勢の人々が参加する中、犠牲祭の礼拝が行われました。
イランの関係者はそれぞれメッセージを寄せ、世界のすべてのイスラム教徒に犠牲祭の祝辞を述べました。