イラン国会議長、「イランは、ヨーロッパの核合意の取り決め内容の実施能力に確信が持てない」
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イランのラーリージャーニー国会議長が、「イランは、核合意に定められている取り決めに対するヨーロッパの実施能力や決定方法に疑念を抱いているが、問題解決に向けた彼らの政治的な能力を試すため、核問題に関する対話に向けた場を定めることで合意した」と語りました。
(last modified 2025-10-27T05:05:03+00:00 )
9月 02, 2018 16:32 Asia/Tokyo
  • イランのラーリージャーニー国会議長
    イランのラーリージャーニー国会議長

イランのラーリージャーニー国会議長が、「イランは、核合意に定められている取り決めに対するヨーロッパの実施能力や決定方法に疑念を抱いているが、問題解決に向けた彼らの政治的な能力を試すため、核問題に関する対話に向けた場を定めることで合意した」と語りました。

メフル通信によりますと、ラーリージャーニー議長は1日土曜、「イランはアメリカの核合意離脱後、この合意から離脱し、自らの以前の核活動を再開する権利があった。しかし、ヨーロッパ諸国の首脳の一部がイランの政府関係者と連絡をとり、核合意への残留を求めるとともに、イランが損害をこうむらないような下地をヨーロッパ側が用意すると申し入れてきた」と述べています。

また、核活動に関して西側諸国がイランに過剰な要求を迫っていることに触れ、「IAEA国際原子力機関の報告どおり、イランは取り決めを忠実に実行してきた」としました。

イランとヨーロッパは、アメリカの核合意離脱後もこの合意を維持するための対話を開始しており、ヨーロッパはこのプロセスにおいて、アメリカの対イラン制裁に対抗するため、核合意の枠組み内での支援案を、イランに提示することを約束しています。

イランはヨーロッパ側から出される支援案が、イラン国民の権利を保障するものであるよう希望する、と強調しています。

 

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