イラン中央銀行総裁が、アメリカの対イラン追加制裁に反応
イラン中央銀行のヘンマティ総裁が、「当行は、事前にアメリカの対イラン制裁を予測し、様々な事態に備えて、さらには制裁以外の状態をも想定して一部の計画を立てている」と語りました。
SWIFT・国際銀行間金融通信協会は5日月曜、イランの一部の銀行からのこの組織へのアクセスを遮断したことを明らかにしています。
アメリカ財務省も5日、イランの700以上の企業や個人を制裁の対象リストに加えたとしました。
アメリカ財務省の声明によりますと、このリストにはイランの50以上の銀行とその国内外の支店、200名以上の人物、海運業やエネルギー分野で活動する船舶、及びイラン国営航空と同社に関係のある65の航空機が掲載されているということです。
IRIB通信によりますと、ヘンマティ総裁は5日、イラン中央銀行やそのほかのイランの銀行に対するアメリカの制裁の再発動、そしてSWIFTのメッセージ発信業務の停止の発表に反応し、「各貿易相手国との間で必要な協議が実施されており、それらの国との取引の方法が調整されている」と語りました。
また、「外貨の消費及び資本の正確な調整に必要な措置が講じられており、イランの外貨準備の状態を好ましいレベルに引き上げてある。最近におけるこのニュース報道は、外貨・通貨市場の安定にも見て取れる」と述べています。
ヘンマティ総裁によれば、イラン中央銀行はSWIFTのメッセージ発信業務の停止を想定し、イランの貿易相手国との銀行取引のための代替システムを視野に入れているということです。
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