イラン原子力庁長官とEU上級代表が、核合意とアメリカの対イラン制裁について協議
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イラン原子力庁のサーレヒー長官が、ベルギー・ブリュッセルでEUのモゲリーニ外務・安全保障政策上級代表と会談しました。
(last modified 2025-10-27T05:05:03+00:00 )
11月 28, 2018 14:41 Asia/Tokyo
  • イラン原子力庁のサーレヒー長官(左)とEUのモゲリーニ外務・安全保障政策上級代表
    イラン原子力庁のサーレヒー長官(左)とEUのモゲリーニ外務・安全保障政策上級代表

イラン原子力庁のサーレヒー長官が、ベルギー・ブリュッセルでEUのモゲリーニ外務・安全保障政策上級代表と会談しました。

イルナー通信によりますと、サーレヒー長官とモゲリーニ上級代表は27日火曜、イランとEUの原子力分野での協力をめぐるセミナーの傍ら、イラン核合意のほかにもアメリカの違法な制裁に関して協議し、制裁は容認できない行動だとしています。

両者はまた、この会談でイラン核合意を今後も維持していく決意を強調しました。

サーレヒー長官は27日、モゲリーニ上級代表との会談を前に、EU諸国の政府高官の対応の遅れに言及し、「原油取引継続をめぐるヨーロッパの取りきめに対し、イランの我慢も限界に達している」と警告しました。

また、「イランは、核合意での経済的な利益が得られなければ、20%濃度のウラン濃縮を再開できる」と語りました。

さらに、「原油を売却できず、金銭的な利益が得られないなら、イラン核合意の維持はわれわれにとってもはや利益をもたらすものとは考えられない」と訴えました。

 

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