チャハールマハールバフティヤーリー州、サルアーガーセイイェド村 (写真・動画)
(last modified Sat, 29 May 2021 19:12:00 GMT )
May 30, 2021 04:12 Asia/Tokyo

イラン南西部チャハールマハールバフティヤーリー州の中心都市シャフレコルドから140キロ離れた、海抜2500メートルの山岳地帯に、まだ開発の進んでいないサルアーガーセイイェド村という美しい集落が存在します。

この村の家屋は、密集した階段状に建設され、それぞれの家屋の庭が、その下の家屋の屋根になっているという面白い建築構造となっています。村民の話によれば、村内にある預言者の末裔の霊廟・イマームザーデは、600年の歴史があるということです。

 

サルアーガーセイイェド村
密集した階段状の構造の家屋が立ち並ぶ
この村は、チャハールマハールバフティヤーリー州内でも特に美しい村の1つ
村内にあるセイイェド・アーガー・イーサーの霊廟
セイイェド・アーガー・イーサー霊廟は村内で唯一の霊廟。階段状の家屋群の下方に立地
村内の人口は時期により大きく変動し、およそ1000人から3000人
地元のやり方でパンを焼く女性
村民はロル族
この地域の人々はバフティヤーリー族の習俗を有する
村民は主に農牧業で生計を立てている
村内にはいくつもの美しい泉が湧き出ている。そのうちの1つムラード・チェシュメ(ムラードの泉)
村内にはクルミの大木が自生し、村民によれば樹齢300年ほど
この村の独特の家屋の建築様式や、ほとんど手つかずの大自然は驚異的かつ癒しの雰囲気を漂わせている
この村の構造形式は、北部ギーラーン州にあるマースーレ村に酷似している
村内の家屋の建設に使用されている資材は泥と日干し煉瓦
冬景色。この村に通じる街道は、山道に特有の九十九折
この村と外部との往来が可能なのは、1年のうち半年とされている
「ザグロスのマースーレ村」の異名をとるサルアーガー・セイイェド村

 

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