イラン政府高官が、NZの銃乱射テロに反応
イランのザリーフ外相が、ニュージーランドで発生した銃乱射テロに反応し、「イラン国民はこの事件に大きな衝撃を受け、深い悲しみや怒りを感じている。だが、今回の事件は驚くにはあたらない」と語りました。
15日金曜、ニュージーランド・クライストチャーチにあるモスク2カ所に武装した男が乱入し、礼拝者らに向かって銃を乱射、49人を殺害し、50人を負傷させました。
イルナー通信によりますと、ザリーフ外相は15日、ツイッター上で、「イラン国民は、アメリカへの渡航を禁じられ、フランスの学校では子女に宗教的な義務を履行させてもらえない国民である。そのような国民として、イスラム嫌悪や人種差別がどのような結果をもたらすかを熟知している」と述べました。
ザリーフ外相はその前にも、「ニュージーランドでのテロ攻撃における責任は、西側の反イスラム政策にあると考える。イスラム教徒のイメージダウン政策への支持や正当化をやめるよう求める」としました。
イランのラーリージャーニー国会議長も15日、ニュージーランドのトレヴァー・マラード国会議長に宛てたメッセージの中で、今回の銃乱射テロを強く非難しました。
また、「イランはテロ犠牲国である。この悪しき現象への対抗に莫大な費用と甚大な人的犠牲を払う国として、テロ対策やテロの包括的な解決の模索に向け、全ての独立諸国と協力する用意がある」と語りました。
さらに、イランのジャハーンギーリー第1副大統領もこの事件に際して、「いかなる形であれ、嫌悪や暴力、過激派、人種差別を生み出す源は根絶されるべきだ」と述べました。
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