イラン大統領、「イランは会談という名の降伏のテーブルにつくことはない」
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ローハーニー大統領
イランのローハーニー大統領が、イランは公正かつ合法で誠実な会談に臨む準備は完全に整っている。しかし、会談という名の降伏のためのテーブルにつくことはないだろうと強く語りました。
ローハーニー大統領は24日水曜、「イランはあらゆる外圧にもかかわらず、いじめには屈服しない」と強調し、「 イランはアメリカが核合意を離脱した後、残る合意国に対しその責務を果たすよう1年間の猶予を与えてきた。だが今、イランへの石油制裁と新しい状況によりイランは核合意の責務縮小に着手した」と述べました。
そして、「核合意に残る諸国に対し、その責務履行のためにイランが与えた二度目の60日間の猶予が終了し、それでも責務が履行されないようであれば、イランは必ずや第3のステップを踏み出すだろう」としました。
また、イランはペルシャ湾、オマーン海、そしてホルムズ海峡の安全保障を非常に重視していると語り、「イランはペルシャ湾とホルムズ海峡の安全保障を維持する傍ら、バブ・エル・マンデブ海峡やインド洋といった他の国際水路の安全保障に努めている」と語りました。
さらに、ホルムズ海峡とペルシャ湾の保護に対する中心的な責任はイランと近隣諸国が負っているとし、「わが国のイスラム革命防衛隊がホルムズ海峡でイギリスの違反船舶を拿捕した行為は正しかった。すべての国際社会は、ペルシャ湾の安全を確保したイスラム革命防衛隊に感謝すべきである」と語りました。
ローハーニー大統領はまた、イランがこれまで緊張や紛争を求めたことは一度もないと強調し、「イランは、ペルシャ湾岸とホルムズ海峡諸国に政情不安を生じさせることは許さない。イランがこれまでこの地域で取ってきた行動は、相手国の違反行為に応じたものであった」としました。
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