イラン国会議長、「米政府は国際法に違反」
イランのラーリージャーニー国会議長が、「アメリカの政治家は様々な時代において国際法を揺るがし、一部の事例においてはその法規を受け入れなかった」と語りました。
ラーリージャーニー議長は14日月曜、セルビアの首都ベオグラードで開催中のIPU・列国議会同盟第141回総会において、「アメリカが核合意や気候変動対策に関するパリ協定、ロシアとの間に結んだINF全廃条約から離脱し、中国やヨーロッパとの貿易協定を踏みにじったことは、アメリカが国際的な条約や取り決めを遵守しないことを示している」と述べています。
また、一部の国の政府が経済制裁を手段として利用していることに触れ、「一部の大国は、一方的かつ違法な制裁の行使、あるいは経済テロを自らの不法な対外政策の推進のための手段として悪用しているが、それは、この問題が国際的な刑法では正確に考慮されていないため、人権に甚大な弊害を及ぼしている」としました。
さらに、「これまでに、いずれの国際司法機関も、経済テロへの対策や阻止に向けた抜本的な措置を講じていない」とし、「国際的な司法体制の将来、およびその影響を受ける国際秩序は、各国の政権や議会の責務受容や集団的な努力にかかっている」と語っています。
最後に、政治的な目的でのテロ組織結成というアメリカの違法な行動を指摘し、「イラン国民は、イラクやシリアの政府の要請により、彼らを支援し、これらのテロリストを弾圧したが、これらのテロ組織を結成させた主要な因子は処罰されるべきではないのか」との疑問を提示しています。
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