イラン国会議長が、イエメンおよびシリアでの軍事行動の終結を強調
イラン国会議長がドイツ議会副議長と会談する中で、シリアとイエメンでの軍事行動の終結を強調しました。
イルナー通信によりますと、イランのラーリージャーニー国会議長は15日火曜、セルビア・ベオグラードで開催中のIPU列国議会同盟第141回総会にあわせてドイツ議会のロート副議長と会談する中で、「イランは、トルコによるシリア軍事侵攻への抗議の意を表明している。その理由は、この攻撃が殺戮と難民化に追い討ちをかけ、シリア問題を複雑化するからだ」と述べました。
また、サウジアラビアのイエメン攻撃にも触れ、「サウジがイエメン危機の政治的解決策を了承するなら、イランはこの問題における仲介役を担う」と強調した上で、「米国は今なおサウジから搾取できると思い込んでいる」と指摘しました。
一方のロート副議長も、「ドイツはシリアに対するトルコの軍事攻撃を非常に懸念している」と応じました。
さらに、「EUはシリアのために何ができるか」と尋ねたラーリージャーニー議長の質問に、「EUはトルコに圧力をかけ、同国への兵器売却を止めるようロシアに要請している」と答えました。
トルコは、テロとの戦いおよびトルコ政府がテロ組織とみなすクルド人勢力を国境地帯から一掃することを理由に、今月9日からトルコへの軍事侵攻を開始しました。
トルコによるこの軍事措置は、地域・世界規模で大きな非難を浴びています。
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