イラン政府報道官、「核合意内の責務縮小の4段階目が近く発表」
11月 05, 2019 02:55 Asia/Tokyo
-
ラビーイー報道官
イランがヨーロッパ側に与えた、核合意に基づくイランの利益確保のための60日間の猶予期間の満了を前に、イランのラビーイー政府報道官が、「定められた時期にイラン大統領より、核合意内のわが国の責務縮小の4段階目が発表される」と語りました。
ラビーイー報道官は4日月曜、記者会見で「イランは、様々な段階においてヨーロッパ側に必要なチャンスを与えてきた」とし、「アメリカの専横な政策や、ヨーロッパ側による核合意内の責務不履行により、イランはこの結論に至った」と述べています。
アメリカは昨年5月8日、2015年に6カ国側の一員としてイランとの間に締結した核合意から、一方的に離脱しました。
この行動に対し、イランはその後1年間は戦略的な待機期間として忠実に責務を履行しましたが、核合意上期待される内容が実現されなかったことから、これまで3段階に渡ってこの合意に定められた責務を縮小し、ウランの濃縮濃度の3.67%以上への引き上げ、濃縮ウランの備蓄量の増量、研究開発分野での自らの責務の全面停止に踏み切りました。
ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。
https://twitter.com/parstodayj
タグ