1月 08, 2020 20:59 Asia/Tokyo
  • イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師
    イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師

イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師が、イラク領内にある米軍基地2カ所に対するイランイスラム革命防衛隊のミサイル攻撃を「1発の平手打ちだ」とし、「今回のこうした形での軍事措置では十分ではない。地域に破壊や腐敗をもたらす米軍の駐留を終わらせなければならない」と語りました。

ハーメネイー師は8日水曜朝、テヘランにて同州の南方にある聖地ゴムの人々数千人を前に演説し、「地域の諸国民や彼らが発足させた諸政権が、腐敗をもたらす米軍の駐留継続を認めないことに疑いの余地はない」と強調し、「この地域、そして世界のすべての地域に駐留する米軍は戦争や対立、不和分裂、争乱、荒廃、インフラ破壊といったこと以外、何の結果ももたらさなかった」と述べました。

また、「米軍の地域駐留は終わらせなければならない」とし、「米国は、イランにこうした腐敗や破壊がもたらされる事を望み、これに執着している。交渉や話し合いは干渉や軍事駐留の前段に過ぎない」としました。

さらにパレスチナ、イラク、レバノンにおける米国の関与を終わらせるため、イラン人である故ソレイマーニー司令官が決定的な役割を果たした事を指摘し、「同司令官は、金銭、政治的権力や影響力、米国人の幅広い組織などを総動員した米国の陰謀すべてに抵抗し、挫折させた」と強調しました。

そして、「米国やシオニスト政権イスラエルなどの敵、また世界の企業、暴虐者、略奪者といった集団の目的は、不遜な機関の名目の下に存在する」とし、「地域内外の一部政権に対しては、敵を利する行動を起こしていない限り、敵の一派と見なしてはならない」と述べました。

最後に、「イラク議会が、米軍のイラク撤退決議案を可決したことは極めてすばらしいことであった。こうした動きが続いていくよう神が恩寵を下されることを希望する」としました。

 

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