1月 08, 2020 22:35 Asia/Tokyo
  • イランによる米軍基地へのミサイル攻撃
    イランによる米軍基地へのミサイル攻撃

イランイスラム革命防衛隊が8日水曜未明、同ゴッツ部隊のソレイマーニー司令官の暗殺という米テロリスト軍への報復として、イラクにある米空軍基地を数十発のミサイルで攻撃しました。

イラクのアサド基地はバラド空軍基地に次いで同国で2番目に大きい空軍基地です。 米トランプ大統領は、数日前にこの基地について、「米国はイラクに高度な設備を備えた非常に特殊で高額な基地を建設した。その建設に米国は数十億ドルの費用をかけている。この基地に投じた莫大な経費のために、イラクがその費用を支払わない限りここを離れることはありえない」と話していました。

イラン・イスラム革命防衛隊は声明の中で米国に対し、「さらなる悪行、新たな動き、侵略があれば、より痛みを伴う破壊的な報復がもたらされるだろう」と警告しました。この声明では、自らの基地を自国テロリスト軍の手に委ねている米政府に対して、イランに対する敵対的で攻撃的な措置は、地域のどこであろうと何らかの方法で標的にされるだろうと警告しています。

イスラム革命防衛隊はまた、声明の中で、「この犯罪行為においてはシオニスト政権を米犯罪政権と切り離してはいない。米国民に対し、さらなる犠牲を防ぐためには米軍を地域から撤収させるべきだ。米国を支配しますます卑劣さを増していく反ポピュリズム体制に対し、兵士の命がこれ以上危険に晒されることを許さないように」と促しています。

イランが厳しい報復と米国のテロ行為に対し、断固とした対応に重点を置いていることは合法であり、同時にこの地域にとって必要な安全保障となっています。

イスラム革命防衛隊のコウサリー司令官は

 

イスラム革命防衛隊のコウサリー司令官は、イラク西部アンバール州の米軍基地を革命防衛隊がミサイル攻撃したことについて、「巷で語られているように、イランは実行しないことは決して口にしない」と述べました。

イラン・イスラム革命防衛隊のサラーミー総司令官は、7日火曜、ケルマーンで行われたソレイマーニー司令官の葬儀式典において、イランはゴッツ部隊のソレイマーニー司令官を殉教させた者に対し、深い後悔の念を持たせるような、断固たる厳しい報復を行う、と強調しました。

イラン・イスラム革命防衛隊のサラーミー総司令官

 

3日金曜未明、イスラム革命防衛隊ゴッツ部隊のソレイマーニー司令官はイラク民兵組織ハシャド・アルシャビのアブーマハディ・アルムハンディス副司令官及びほかの8名とともに、イラク・バグダッド空港付近で米軍の空爆を受け殉教しました。

ソレイマーニー司令官は、イラク政府の正式な招きにより同国を訪問していました。

安全保障はこの地域のすべての国の共通の希望です。しかし、長年にわたってこの地域で私たちが目撃してきたことは、米国とこの地域の腐敗した邪悪な体制によって生み出された不安定さです。 この地域における米国の存在は、この地域の安全と平和に関する説得力を持つ証拠文書と理由に基づいています。 もしトランプ大統領の犯罪を放置しておけば、彼は世界中のすべての人々にとっての絶え間ない脅威となります。長年にわたる米国のアフガンおよびイラク駐留は、さらなる憎悪とこの地域の国家関係の混乱以外の結果をもたらしていません。そのような行動の費用がかさむのは当然のことで、トランプ大統領は自らのテロ行為の結果を受け入れなければなりません。

地域の安全保障は、共通のニーズです。ある人にとっては安全であっても、他の人にとっては危険なものであってはなりません。 イランは、テロ犯罪、米国により繰り返される脅威や制裁に対し沈黙を保つことはできません。 そのため、イランは国連事務総長及び国連安全保障理事会に宛てて、「我々は戦争を求めていない。私たちに対する軍事的挑発に対し警告する」という書簡を送ったのです。

 

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