イラン大統領、「ウクライナ機墜落は、米の脅迫がもたらした人為的ミス」
イランのローハーニー大統領が、「テヘラン近郊でウクライナ航空機が墜落したのは、イラン国民に対する米侵略政権の脅迫や恐喝がもたらした人為的ミスだった」としました。
ローハーニー大統領は11日土曜、声明を発表し、今回のウクライナ機墜落に関するイラン統合参謀本部の声明に触れ、今回の出来事に遺憾の意を表明するとともに、犠牲者の遺族や関係国とその国民に同情の意を示し、「イラン国民に対する米侵略政権の脅迫的なムードにより、イラン軍は米国から予想される攻撃に備え、防衛するため完全な臨戦態勢を敷いていた。だが遺憾な事に、人為ミスにより大事故が発生し、罪のない多数の人々の命が犠牲となった」と述べました。
また、「出来事の原因究明に向け全面的な捜査が続いている。今回の許されない過失の責任者は法的に訴追され、その結果がイラン国民と犠牲者の遺族に通達されるだろう」としました。
イランのザリーフ外相も11日、ツイッター上で「米国の挑発行為で発生した危機的な時期の人為ミスが今回の事故を招いた」としています。
イラン統合参謀本部は11日、声明を発表し、イラン領内の52カ所を攻撃するとした米トランプ大統領や軍事関係者の脅迫に加え、イラン周辺を飛行する米戦闘機の数が増加していたとし、「このような緊迫した雰囲気の中、ウクライナ航空752便がテヘランのイマーム・ホメイニー空港を離陸し、旋回中にイランイスラム革命防衛隊の重要な軍事施設に完全に接近しつつあったところで、飛行高度から標的と識別された。このような状況下で人為的なミスにより誤って撃墜された」と説明しました。
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