テヘランの金曜集団礼拝
イラン最高指導者、「革命防衛隊の報復は、超大国アメリカの威信に対する決定的な打撃」
イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師が、「アメリカの威信に対するわが国イスラム革命防衛隊のミサイル攻撃により、その威信は崩壊した」とし、「威信が被ったこの決定的な打撃は、他の何を持ってしても取り繕う事はできない。最近アメリカが言及した制裁の強化では、喪失した彼らの威信を取り戻す事は出来ない」と強調しました。
ハーメネイー師は17日、テヘランのモサッラー(イマームホメイニー集団礼拝所)で金曜集団礼拝の導師を務め説教を行い、「盛大かつ記憶に残るテヘラン金曜礼拝において、イスラム革命防衛隊の故ソレイマーニー司令官の葬儀に多数のイラン国民が参加し、また同防衛隊がイラク領内にあるアサド米空軍基地を攻撃した事は教訓となった」と述べ、「ここ数週間の重要な出来事、その重要性を薄れさせようとの工作の1つに、核問題を安保理に提起するとした欧州3カ国の政府によるイランへの脅迫があった」と述べました。
また、「ヨーロッパ諸国は、正に読んで字のごとく米国の使い走りに等しい」とし、「ヨーロッパは、イラン国民を屈服させる事を考えながら過ごしている。しかし、彼らのより上に位置する米国でさえもその力はない。故に、ヨーロッパがイランを降参に追い込むことはできない」としました。
さらに、「ヨーロッパの協議は欺瞞や詐欺と抱き合わせだ」と指摘し、「協議のテーブルについている、所謂西洋風の紳士らはまさに、礼装に着替えてきたイラク・バグダッド空港のテロリストたちだ」と述べました。
ハーメネイ師は、説教の第2部の主要部分をアラビア語で行い、“イランの勇敢なる偉大な司令官およびイラクの献身的で忠実な1人の戦士を暗殺した小心者アメリカ”の行動を指摘し、「地域の明白な運命は、米国の覇権主義支配からの救済、そしてパレスチナがシオニストという部外者の支配から解放されることである。諸国民の努力によって、この目標が完遂される時を近いものにしなければならない」と述べました。
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