イラン大統領特使が、ウクライナ大統領と会談
1月 21, 2020 17:08 Asia/Tokyo
イランのローハーニー大統領特使を務めるエスラーミー道路都市開発大臣が、ウクライナ・キエフにて同国のゼレンスキー大統領と会談しました。
IRIB通信によりますと、エスラーミー大臣は20日月曜、この会談でローハーニー大統領のメッセージをゼレンスキー大統領に伝えました。
両者はまた、最近テヘラン近郊で発生したウクライナ航空機墜落事故の犠牲者の遺族の損害補填に向けた、両国の共同での努力に関して意見交換を行っています。
ゼレンスキー大統領はこの会談で、「イランは、今回の事故の発生原因究明のために約束していた事柄を履行した」と語りました。
また、エスラーミー大臣は、ウクライナの外相やインフラ相とも個別に会談し、両国の運輸分野での関係の拡大方法に関して協議しています。
今月8日、テヘランのイマーム・ホメイニー空港付近で、ウクライナ国際航空の旅客機が墜落し、乗客乗員176名全員が死亡しました。
イラン統合参謀本部は今回の事故を受け、イラン領内を標的とした軍事攻撃を示唆してのアメリカのトランプ大統領の脅迫や、イラン近辺での米軍戦闘機の飛行の増加を指摘し、「問題のウクライナ機が旋回し軍中枢施設に接近したことにより不慮の人為的ミスが発生し、撃墜の対象となり墜落した」と発表しています。
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