ウクライナ、「イランは航空機墜落事故後の責務を果たしている」
1月 21, 2020 17:42 Asia/Tokyo
ウクライナのゼレンスキー大統領が、「イランはテヘラン近郊で起きたウクライナ航空機墜落事故に関する問題の透明化について、すべての責務を果たしている」と述べました。
イルナー通信がウクライナの首都キエフから報じたところによりますと、ゼレンスキー大統領は20日月曜、イランのローハーニー大統領のメッセージを携えたエスラーミー・イラン道路都市開発相と会談し、「両国の間で繰り返された協議、特にローハーニー大統領と行った電話会談の後、そこで我々が同大統領に伝えた事柄について、すべて合意が得られた」と述べました。
また、ウクライナ側の専門家45人がテヘランで調査に参加するためにイランが行っている事前準備、またウクライナ人犠牲者の遺体の早急な身元確認と本国への搬送について触れ、「今回の事故については、さらなる調査と検証が必要だ」と強調しました。
今月8日、ウクライナ国際航空のボーイング737型旅客機がテヘランのイマーム・ホメイニー空港付近で墜落し、これにより乗客乗員176人全員が死亡しました。
イラン軍統合参謀本部はこの事件を受け発表した声明の中で、アメリカのトランプ大統領と軍関係者によるイランへの軍事攻撃の示唆、またイラン領空周辺で米軍戦闘機が飛行が増加していたことを指摘し、「飛行中のウクライナ機が旋回し、軍事中枢拠点に接近したため、人的ミスで攻撃対象とされ標的になり墜落した」と説明していました。
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