イラン国家安保評議会書記、「“世紀の取引”はISIS存続に向けたパズル」
2月 05, 2020 03:58 Asia/Tokyo
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シャムハーニー書記
イラン国家安全保障最高評議会のシャムハーニー書記が、「“世紀の取引”と称するアメリカ提唱の一方的なパレスチナ問題解決案はイスラム恐怖症を目的としたテロ組織ISIS存続に向けたアメリカとシオニストによるパズルだ」と語りました。
シャムハーニー書記は4日火曜、ツイッター上で「“世紀の取引”は確実に、イスラム諸国にとっての打撃となる」と述べました。
また、“世紀の取引”には抵抗の弱体化とイラン恐怖症を狙った対イラン制裁という別の目的があると指摘し、「“世紀の取引”は、抵抗を支持する国々の社会的な崩壊を目指す知覚戦争だ」としました。
さらに、「わが国のイスラム革命防衛隊ソレイマーニー司令官が暗殺されてもなお、抵抗は革命精神に満ちた若人らの決意とともに生きている」と語りました。
米トランプ大統領は先月28日、ホワイトハウスでシオニスト政権イスラエルのネタニヤフ首相と並んで、親イスラエルに偏向した一方的なパレスチナ問題解決案“世紀の取引”を発表しました。
「世紀の取引」には主な内容として、聖地ベイトルモガッダス・エルサレム全域をシオニスト政権イスラエルの首都として承認すること、ヨルダン川西岸の30パーセントにあたる土地をイスラエルに委譲すること、他国に移住したパレスチナ難民の祖国に帰還する権利への反対、パレスチナの完全武装解除などが盛り込まれています。
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