イラン革命防衛隊司令官、「アサド米軍基地への攻撃について、近日中に新情報を開示」
イラン・イスラム革命防衛隊航空部隊のハージーザーデ司令官が、「近く、先月8日にイラク・アサド米空軍基地に対して当軍が行ったミサイル攻撃について、新たな情報を開示する」と語りました。
ハージーザーデ司令官は、イラク西部アンバール州にあるアサド米空軍基地へのイランのミサイル攻撃による人的被害関連情報を、米政府関係者が隠蔽していたことについて、「これからしばらくの間は、メディアでは複数の米兵が軽い脳震盪や脳挫傷を起こしていたと報じるのではないか」と述べました。
イランイスラム革命防衛隊は先月8日、同防衛隊の故ソレイマーニー司令官が米軍の無人機で暗殺されたことへの報復として、イラク西部にあるアサド米空軍基地を数十発のミサイルで攻撃しました。
米政府関係者はこの攻撃の後、「米軍側に人的被害は出ていない」と主張していました。
しかし、米国防総省はその後、五月雨式に兵士に負傷者が出ていた事実を認め、イランのミサイル攻撃による負傷者の数を増やしています。
数々の証言や当時の状況からイランの報復攻撃で米兵に死者が出たのではないかと推測されていますが、米政府は今だに言及を避けています。
革命防衛隊内のある情報筋は、このミサイル作戦で少なくとも米兵80人が死亡し、200人以上が負傷した、と表明しています。
アメリカ偵察用無人機の暗号解読
さらに、イスラム革命防衛隊航空部隊のハージーザーデ司令官の立会いのもと、新たに発見されたアメリカの無人機グローバルホークの残骸部品が公開されました。
この無人機は昨年6月20日、イラン領空が侵犯された後、イラン南部ホルモズガーン州にて同防衛隊の滞空防衛部隊が国産ミサイル防衛システム「セッヴォメ・ホルダード」により破壊されたものです。
ハージーザーデ司令官は、「イランも、アメリカの無人機グローバルホークの周波数や暗号の全てを知っている」と語りました。
また、「グローバルホークは、他にはない独自の特徴があり、飛行高度が非常に高いことから、航路に影響を与えることなく、あらゆるルートを全く無制限に飛行できる」と述べています。
さらに、「イランは今日、この種の偵察用無人機の暗号や周波数の全てを把握している」とし、「イランも現在、数千キロまでこの種の無人機の効力を粉砕できる」としました。
そして、これまでにイスラム革命防衛隊により標的とされ、制御されたアメリカの無人機にも触れ、イランは現在、世界最大の無人機コレクションを持つ国となった」と語っています。
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