イラン国会議長、「新型肺炎危機における反人道的制裁の解除には、国際社会の干渉が必要」
3月 10, 2020 19:59 Asia/Tokyo
イランのラーリージャーニー国会議長が、列国議会同盟および各国の国会議長らに宛てた書簡において、医療分野の制裁をはじめとしたイラン国民に対するアメリカの制裁の即時全面停止に向けて、国際社会が同時に共に声を上げるよう求めました。
ラーリージャーニー議長は10日火曜、IPU列国議会同盟のバロン議長、OICイスラム協力機構加盟国議会同盟の事務局長、アジア列国議会同盟の事務局長、そしてアジア・イスラム諸国の国会議長らに宛てた個別の書簡において、人道に反するアメリカの対イラン制裁行使に遺憾の意を示すともに、「医療・医薬品・実験器具への制裁をはじめとするアメリカの措置により、新型コロナウイルス蔓延阻止に支障をきたしている」と述べました。
また、「アメリカの制裁行使は、国連憲章やWHO世界保健機関の規約に対する明白な違反であり、新型コロナウイルス阻止に向けた地域、国、国際社会の努力のすべてに対し、否定できない悪影響を及ぼしている」としました。
そして、WHOが新型コロナウイルス蔓延を理由に一部の国に対し緊急事態宣言を発令したことに触れ、「今日の世界情勢は、これまでのどの時代にもまして、このウイルスの感染者が出ている国への支援に能う限りすべての技術・物資を動員するため、国家、地域、世界規模での協力と努力が必要性とされている」と語りました。
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