イラン統合参謀本部議長、「衛星ヌールの威力が、パワーバランスを変えた」
(last modified Sun, 10 May 2020 09:01:56 GMT )
May 10, 2020 18:01 Asia/Tokyo
  • バーゲリー議長
    バーゲリー議長

イランの統合参謀本部のバーゲリー議長は、イランが持てる能力を使い製造した国産衛星ヌールが見せた威力は、イラン国民に有利となるように力のバランスを変える推進力であるとし、「この威力は敵を情報面での大敗北に直面させた」と語りました。

バーゲリー統合参謀本部議長は9日土曜テヘランで、イランイスラム革命防衛隊による衛生ヌールの打ち上げの成功を、確かな科学、技術、実行力に裏打ちされた優れた計画設計の一例であるとし、「ヌールが宇宙に打ち上げられたことは、新型コロナウイルスに対抗すると同時に、宇宙に進出することで国の権威を高める役割を果たそうとする、イラン軍の責任感の表れである」と語りました。

またバーゲリー議長は、この偉大な歴史的業績は、革命と体制の敵、特に米国のテロ政権に大規模な諜報活動での敗北と恥辱をもたらしたとし、「イラン国民は、アメリカによる卑怯な多岐にわたる制裁と経済戦争にもかかわらず、これらすべて彼らを明らかな方向転換に直面させた」と強調しました。

イランの初の軍事衛星ヌールは、先月22日にイランイスラム革命防衛隊により、イラン中央部のキャヴィール砂漠から3段式ロケット「ガーセド」を使って打ち上げられ、現在地上425㎞の地球周回軌道を回っています。

 

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