イラン国連大使、「米国はテロとの戦いという仮面をつけたシリア占領を終わらせるべき」
May 19, 2020 14:28 Asia/Tokyo
国連のタフテラヴァーンチー・イラン大使は、「シリア政府から違法とみなされる外国軍は同国を去るべきであり、米国も、テロとの戦いという仮面をかぶってのシリア占領を終わらせるべきだ」と述べました。
タフテラーヴァーンチー大使は18日月曜、シリア問題について開催された国連安全保障理事会のオンラインによる会議で、シリア危機は政治的手段を通じて解決されなければならないと強調し、「シリアの主権、政治的独立、統一および領土の保全が完全に尊重されなければならない」と述べました。
また、「シリア駐留の米軍は、テロとの闘いを装いながらテロリスト集団への支援・保護を続けている」とも語りました。
さらに、シリアに対するシオニスト政権イスラエルの継続的な侵略を国際法および国連憲章の重大な違反とし、「シリア政府は、自国の防衛という本質的な権利の行使の時期や方法を決定する権利を有している」と強調しました。
タフテラーヴァーンチー大使は、独立国家シリアへの侵略は終わらせなければならないと語り、「イスラエルによるシリア領ゴラン高原の占領と米国によるその承認はどちらも無効であり、ゴラン高原はシリアの不可侵な領土であり続けるだろう」と述べました。
そして最後に、「シリアの未来を決定する権利はシリア人のみが有し、国際社会はこの権利の実現を支援しなければならない」と強調しました。
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