イラン国防軍需相、「米の妨害行為は断固たる報復に遭遇」
(last modified Wed, 20 May 2020 11:22:32 GMT )
May 20, 2020 20:22 Asia/Tokyo
  • ハータミー大臣
    ハータミー大臣

イランのハータミー国防軍需大臣が、イランタンカーの航行を妨害する行為は国際安全保障や国際法への違反だとし、「アメリカやその他の国は、妨害を強行すれば断固たる報復に遭遇することを肝に銘じるべきだ」と強調しました。

ハータミー大臣は20日水曜、閣僚会議の傍らで、米軍の妨害は一種の海賊行為と指摘し、「タンカーの航行妨害は、国際法や国際安全保障に反するものだ。国際機関や海上安全・海洋法に厳しい国々の反応に遭遇するだろう」と述べました。

また、対イラン武器制裁の延長を目指す米国の背信行為に言及し、「米国はこのところ、この制裁解除を邪魔しようとしきりに工作しているが、武器制裁解除はイランの明白な権利であり、この行為は黙認できない」としました。

さらに、「米国は既にイラン核合意から離脱しており、核合意を論拠とする権利を持たない。まして、合意を論拠に武器制裁の阻止と銘打って妨害行為に出ることなど言語道断である」と強く非難しました。

ポンペオ米国務長官は最近、従来の発言を覆し、「米国は安保理決議2231の当事国だ。その第11条に基づいて対イラン武器禁輸制裁の延長を申請できる」と主張していました。

これに対し、イランを筆頭に、ロシア、中国、一部のヨーロッパ諸国は、「米政府関係者の発言は、安保理決議の誤った解釈によるものだ。米国は2018年5月8日に核合意を離脱している」と強調しています。

 

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