イラン外相、「IAEAは、核合意破壊を目指す米国の道具と化してはならない」
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イランのザリーフ外相は、「IAEA国際原子力機関は、核合意を破壊しようとする米国の道具となるべきではない」と述べました。
(last modified 2025-10-27T05:05:03+00:00 )
6月 17, 2020 16:27 Asia/Tokyo
  • ザリーフ外相とラブロフ外相
    ザリーフ外相とラブロフ外相

イランのザリーフ外相は、「IAEA国際原子力機関は、核合意を破壊しようとする米国の道具となるべきではない」と述べました。

ザリーフ外相は16日火曜、ロシア・モスクワで同国のラブロフ外相と共同記者会見に臨み、米国が国際的な条約や機関からの離脱・脱退を繰り返していることを指摘し、「イランは常に完全な透明性をもってIAEAと接してきた。IAEAの報告書もイランがすべての義務を果たしていると報告している」と語りました。

また、イランは、スパイ活動を主張する文書の調査対象であるべきではないとし、「もしIAEAが非論理的な方法を採用したいのであれば、イランもそれに見合った対応をするだろう」と強調しました。

そして、特に国際法を無視する米国についてロシア外相と話し合ったとし、「米国は国際協定を脱退すると同時に、それへの悪用を開始する」と指摘しました。

さらに、シリア危機の解決を話し合うカザフスタンの旧首都アスタナでの協議の開催について、ラブロフ外相と合意したことに言及し、「イラン、ロシア、トルコの指導者は次回のアスタナ協議を、ウェビナー=ウェブセミナー形式の三者会合として開催し、もし状況が整えば、対面形式で開催することになる」と説明しました。

ザリーフ外相はまた、「アスタナ協議により、イラン、ロシア、トルコはシリアを危機的状況から脱出させることができた」と述べました。
ラブロフ外相もまた、特に核合意に対する米国のアプローチを非難し、「イランへの武器制裁延長を目指す米国の工作が実現する見通しはない」と述べました。

両外相の記者会見ではこの他、アフガニスタン、リビア、イエメン各国の問題が取り上げられました。

 

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