イラン外務省報道官、「IAEA理事会の決議は過剰な要求と政治的に理不尽な内容」
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イラン外務省のムーサヴィー報道官は、IAEA国際原子力機関の定例理事会で反イラン決議案が可決されたことは非建設的で容認できないとし、「この決議は、米国および欧州3カ国からの過剰な要求であり、政治的に理不尽な内容だ」と述べました。
(last modified 2025-10-27T05:05:03+00:00 )
6月 20, 2020 20:00 Asia/Tokyo
  • ムーサヴィー報道官
    ムーサヴィー報道官

イラン外務省のムーサヴィー報道官は、IAEA国際原子力機関の定例理事会で反イラン決議案が可決されたことは非建設的で容認できないとし、「この決議は、米国および欧州3カ国からの過剰な要求であり、政治的に理不尽な内容だ」と述べました。

イルナー通信によりますと、イランムーサヴィー報道官は19日金曜夜、IAEA定例理事会による政治的で技術的ではない決議を完全に否定し、イランはIAEAと最高レベルの協力を有していたとする一方で、IAEA理事会による決議の採択は、非建設的で失望させるものだ」と述べました。

そして、IAEAによるこのような要求の根拠が疑われる中にあって、米国が主導する一部の政府がIAEAの要求をエスカレートさせているのは、イランとIAEAの協力に新たな危機を生み出そうとする明らかな工作だと述べ、「 イランとIAEA間の緊張拡大の責任は、この決議の提案者にある」と指摘しました。

また、条件を注意深く分析し、この決議案の背後に潜む政治的目論見を認識して、決議に票を投じるのを控えた各国政府の行動を賞賛すると共に、「この決議に賛成した理事国のグループに対し、シオニスト政権と米政府の隠された目的に気づいて、国際舞台で新たな不要な緊張を生み出そうとする彼らの工作に加わらないことを期待していた」としました。

ムーサヴィー報道官は理事国に向かって、これまで根拠がなく、理事会自体も封じていた古い偽りの案件を再び取り上げようとする米国およびシオニスト政権の作為に警戒するよう呼びかけました。

そして最後に、この決議書を提案した、英独仏というヨーロッパ3カ国の行動を強く非難し、これを米国による圧力下での行動と指摘しました。そして「イラン核合意の自らの責務履行を完全に果たすことができていないこの3カ国政府は、そうすることでイランに対する自己の責務から逃れようとしている」と語りました。

IAEA定例理事会は、ロシアと中国を含む複数の国の反対にもかかわらず、19日金曜、イランに対する欧州3か国の政治的決議を可決しました。

 

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