イラン外相、「アメリカは、核合意実施の障害を解消すべきだ」
(last modified Wed, 20 Apr 2016 09:46:15 GMT )
4月 20, 2016 18:46 Asia/Tokyo
  • イラン外相、「アメリカは、核合意実施の障害を解消すべきだ」

イランのザリーフ外務大臣が、「アメリカは、核合意の実施の障害を取り除くべきだ」と語りました。

IRIB通信によりますと、イランとアメリカの外務大臣は、アメリカ・ニューヨークで、現地時間の19日火曜、2時間に渡って非公開で会談を行いました。

両者が、3ヶ月前の核合意の実施後、合意の枠組みに沿って会談を行うのは初めてのことです。

この会談の結果の詳細については明らかにされていません。

ザリーフ外相は、ケリー国務長官との会談後、「イランが実際に包括的共同行動計画の恩恵に授かり、障害が解消されるよう、アメリカが取り決めをどのように履行することができるかについて、ケリー長官と話し合った」と語りました。

また、ケリー長官と22日金曜に再び会談を行うことを明らかにし、「包括的共同行動計画の実施の障害の解消について、さらに意見交換を行うことになった」と述べました。

ケリー長官も、ザリーフ外相との会談の後、「ザリーフ外相との会談は、核合意におけるアメリカの取り決めに関して議論をするのにいい機会だった」と述べました。

イランと6カ国は、昨年、合意に至り、3ヶ月前に実施されました。

こうした中、イランが外国との取り引きにドルを使えないこと、外国の大きな銀行がイランとの取り引きを懸念していることから、経済的な開放は思うように進んでいません。