イラン外務省報道官、「英国のイランに対する負債問題は、拘禁中の二重国籍者の釈放とは何ら関係がない」
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イラン外務省のハティーブザーデ報道官は、「イランに対する英国政府の負債の支払いは、拘禁中の二重国籍者の釈放とは何の関係もない」と語りました。
(last modified 2025-10-27T05:05:03+00:00 )
9月 06, 2020 16:07 Asia/Tokyo
  • ハティーブザーデ報道官
    ハティーブザーデ報道官

イラン外務省のハティーブザーデ報道官は、「イランに対する英国政府の負債の支払いは、拘禁中の二重国籍者の釈放とは何の関係もない」と語りました。

英国のイランに対する4億5000万ポンドの負債は、1974年と1976年のイランへのチーフテン戦車1500台、装甲車両250台の販売契約に関連したものです。

ウォレス英国防相は最近、同国政府がイランへの負債返済の必要性を認めたことを指摘し、「我が国はこの負債を返済するための合法的な方法を模索中である」と語りました。

イラン外務省のハティーブザーデ報道官は5日土曜、IRIB通信とのインタビューで、英国の債務の支払いを拘禁中のイギリスとイランの二重国籍者ナザニーン・ザガリー氏の釈放に結びつけようとする一部の人間がいるとしたうえで、「英国政府は、イランに対し40年間にわたり確定した負債を抱えている。今日まで、長きにわたってこの借金の返済は遅延している」と述べました。

そして、ナザニーン・ザガリー氏がイランで刑に服していることに言及し、「ザガリー氏は刑期の一部をイランで務めており、同氏に対し所定の司法手続きを経ての仮釈放も行われる。同氏と他の収監者の間に違いは設けられていない」と説明しました。

さらに、英国政府が遅滞なくイランへの負債の支払いをすますことへの希望を表明しました。

ナザニーン・ザガリー氏は、イランのイスラム共和国体制の将来的転覆を目的としたメディアおよびサイバープロジェクト計画とその実施に参画していました。

カナダの通信社トムソン・ロイターズのプロジェクトマネージャーを務めていたザガリー氏は、2016年4月4日にイランで逮捕されました。

 

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