米によるアーバーダーン石油製錬所制裁を市民らが非難
9月 06, 2020 17:34 Asia/Tokyo
イラン南西部フーゼスターン州アーバーダーンの人々が、市内の石油製錬所とその所長にアメリカが課した制裁に対し、非難を示すために集結しました。
米財務省の外国資産管理局(OFAC)は3日木曜、イランの人々を苦しめる政策を続ける中で、アーバーダーン石油製錬所とその所長を制裁対象リストに加えました。
イルナー通信によりますと、アーバーダーン市民らは6日日曜、同製錬所の正門前で集会を開き、アメリカの横暴な制裁を非難して、製錬所と所長への支持を表明しました。
アーバーダーン市の金曜礼拝説教師(イマーム)であるエブラーヒーミープール師は、この集会において、「傲慢で謀反的な米政府によるアバーダーン石油製錬所とその所長への制裁は疑いなく、イランの人々の鋼のように強固な意志に対する、この人種主義的体制の無力さを物語っている」と述べました。
アバダン石油製錬所はイラン最大の製錬所のひとつであり、液体ガス、ガソリン、白油、軽油、ジェットエンジン用燃料、燃料油(マズット)、基礎モーター用オイル、タール、硫黄や各種の石油系ハラール製品などを生産しており、1日あたり40万バレルの重質原油を石油製品に加工しています。
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