シャフリーヴァル月17日 旧王制独裁政権に国民が蜂起した記念日
9月 07, 2020 17:46 Asia/Tokyo
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シャフリーヴァル月17日=「黒い金曜日」 旧王制独裁政権に国民が蜂起した記念日
西暦1978年9月8日はイラン暦1357年6月・シャフリーヴァル月17日(※)にあたり、この日は、当時のパフラヴィー王朝政権軍により、革命精神あふれたイラン国民が大量虐殺された日として記憶されています。 (※)今年のシャフリーヴァル月17日は9月7日
イラン史において、シャフリーヴァル月17日の虐殺は「黒い金曜日」と呼ばれ、1979年のイスラム革命運動が形成されていく中での出来事であり、最終的にイラン暦同年のパフラヴィー王朝政権打倒につながりました。
1978年のこの日、テヘラン市内のショハダー広場(当時の呼称はジャーレ広場)にて、王政側の兵士により無防備のテヘラン市民数百人が虐殺され、王朝政権に対する国民の嫌悪が高まったことから、当時の政府職員らによる抗議やストライキが拡大しました。
イランイスラム革命の創始者ホメイニー師はこの出来事の後、2つのメッセージを発し、殉教したイラン市民への弔意を示すとともに、彼らに勝利の吉報をもたらしました。
しかし、この日の国民虐殺、そして王制の続行により、政府軍兵士の士気と団結が揺らぎ始め、一方で王制打倒に向けた国民の意思は益々確固たるものとなりました。
真理を求めるイラン国民の闘争は、この歴史的な蜂起から5ヵ月後の1979年2月、パフラヴィー王政の転覆によって勝利を勝ち取ります。
毎年、イランではシャフリーヴァル月17日の国民蜂起の記念式典が開催され、革命の中で殉教していった人々を偲びます。
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