イラン、「外国軍駐留がアフガン戦争が終わらない一因」
(last modified Sat, 12 Sep 2020 12:00:28 GMT )
9月 12, 2020 21:00 Asia/Tokyo
  • イラン外務省が声明 「外国軍の駐留がアフガン戦争継続の一因」
    イラン外務省が声明 「外国軍の駐留がアフガン戦争継続の一因」

イラン外務省が、アフガニスタン政府と反体制組織タリバンとの間で、アフガン人同士による協議が始まったことを歓迎し、「同国で紛争が長引いている一因は外国軍の駐留継続にある」と指摘しました。

アフガニスタン政府とタリバンとの和平協議が、カタールの首都ドーハで始まりました。

イラン外務省は12日土曜、声明を発表し、「アフガニスタンのすべての問題や困難は対話や協議を通じて解決可能である。駐留外国軍の責任ある撤退は、同国が和平や安全にたどり着くために不可避の大前提だ」としました。

また、「政府、各政治勢力、タリバンは、憲法や民主主義的構造、包括的政治協力、女性の権利や尊厳、少数民族や宗教少数派の権利をはじめ、アフガニスタンの人々の価値ある業績を守りながら、永続的な合意に達することで、アフガン難民らが自国へと戻り、再建や発展、進歩に参加していくことを望む」としました。

さらに、「外国の干渉を受けない対話が、アフガン人同士の総合的な相互理解の中で、アフガニスタンや地域の平和、永続的安定の確立に向けた理想的な結果に結びつくことを望む」と続けました。

そして、イランがこれまで同様、アフガニスタンの和平プロセスが前進するよう支援し、持てる能力をアフガン同胞のために提供する用意がある、とあらためて表明しました。また、「いかなる政治的日和見や小商人的な利益追求、特に米政府による(大領領)選挙のためのアフガン人同士による協議の利用は、非難されるべきものであり、また協議の妨げとなる」と述べました。

 

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