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ソレイマーニー司令官とは?
ソレイマーニー司令官は、1957年3月11日、イラン南東部ケルマーン州ラーバル行政区に生まれ、1979年のイスラム革命の勝利後にイスラム革命防衛隊に入隊しました。
また、1980年代にイラクの旧バース党政権により仕掛けられた戦争(イラン・イラク戦争)の時代には、ケルマーン州の軍司令官を務め、戦後はイラン東部地域で活動していた悪漢や密輸業者との戦いに従事して、同地域の情勢不安因子や密輸業者の撲滅により、イラン東部国境地帯に注目すべき治安の確立をもたらしました。
1997年にはイスラム革命防衛隊ゴッツ部隊の司令官に就任し、イラン東部での情勢不安の元凶となっていた集団や、アフガニスタン反体制組織タリバンの権力誇示を停止させ、2011年1月24日には少将に昇進しました。
シリアやイラクでテロ組織ISISが台頭するのと同時に、ソレイマーニー司令官はこれらの国でのこのテロ組織の撲滅や治安・安定の回復に大きな役割を果たしました。
さらに、地域諸国で長年にわたりタクフィール派因子との戦いの最前線でも活躍し、2017年11月21日にはイランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師に書簡を送り、地域でISIS支配が終焉を迎えたことを宣言しました。
ソレイマーニー司令官は近年、常にテロ組織からの脅迫を受けていました。
ソレイマーニー司令官(最終階級は少将)が3日金曜未明、イラク・バグダッド空港付近でアメリカのテロ・侵略軍による空爆で殉教しました。
ハーメネイー師はこれまで度々、ソレイマーニー司令官を生ける殉教者と表現してきました。司令官の殉教が報道された後に行なった演説では、「ソレイマーニー司令官暗殺の実行犯には厳しい報復が待ち受けている」と強調しています。
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