イエメンが、イラン製トラクター製造ラインの設置を要請
10月 11, 2020 19:09 Asia/Tokyo
駐テヘラン・イエメン大使が、農業発展への寄与を目的に、イエメン国内でのイランのトラクター製造ライン・組み立て施設の設置を求めました。
イルナー通信によりますと、テヘラン駐在イエメン大使は11日日曜、イラン北西部タブリーズにあるトラクター製造施設を視察する傍ら、「イエメンは、同胞であるイランの関係者に対し、イエメンの農業部門の発展につながるべく、この施設で製造されたトラクターを対イエメン輸出向けに、イエメン貿易商に供給するよう期待する」と述べています。
同大使はまた、「イエメンは圧政的な封鎖や不当な制裁の下に置かれている」とし、「わが国に対する封鎖や制裁のため、あらゆる輸出品は簡単にイエメン国内には入ってこれない。一部の製品に関しては、イエメン国民の手に行き渡るまでに最大2年かかる場合もある」としました。
一方、イランのトラクター製造企業のエブラーヒーミー主任も、特にトラクター部門をはじめとした農業の機械化の分野での、イエメンの農業関係者のニーズに応じ、あらゆる協力を提供する用意があるとし、「販売後のアフターサービスの部門においても、トラクター製造施設は数年間にわたって、部品調達のほかにも、予想されるあらゆるトラブル解消に向けた手段を講じる用意がある」と語っています。
イランのトラクター製造企業は、北西部タブリーズにおいて各種のトラクターやトラック、農業用重機材を製造しています。
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