イラン外相、銀行の懸念の払拭に期待感を表明
4月 23, 2016 17:42 Asia/Tokyo
イラン外相が、アメリカ国務長官の表明が、アメリカのアプローチに対する銀行の懸念を拭い去る道を開くよう、期待感を示しました。
IRIB通信によりますと、ザリーフ外務大臣は22日金曜、アメリカのケリー国務長官とニューヨークで会談し、「各国は包括的共同行動計画がバランスの取れた契約であり、イランがその取り決めを守っていることに留意すべきだ」と語りました。
ザリーフ外相はまた、「イランと6カ国は協議によって深刻な問題を解決し、イランの人々が核合意実施後の変化を感じられるよう、この方向性において適切な歩みを進めたいと考えている」としました。
さらに、「各国は協議や契約が国際問題を解決することだけでなく、圧力や制裁は解決策ではないことを確信すべきだ」と強調しました。
ケリー長官は、22日、「アメリカは他国の銀行が昨年の核合意の枠内で、イランと取引するのに関して、反対していない」と語りました。
ケリー長官はまた、ザリーフ外相との会談前に、「アメリカは核合意の実施時期から、イランとの合法的な貿易における障害となってはいないし、これからもなることはない」と述べました。
さらに、イランにおける投資に関する障害をなくそうとしているとして、イランとの取引に関して、外国の銀行の間に一部の混乱が存在しており、この問題を明らかにするよう努めているとしました。
ケリー長官は、アメリカ当局がブラックリストに入れている銀行や企業はその例外だとしました。
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