イラン外務次官、「ウクライナ機墜落事故の報告書を間もなく発表」
(last modified Wed, 21 Oct 2020 06:08:27 GMT )
10月 21, 2020 15:08 Asia/Tokyo
  • ウクライナ旅客機墜落事故(2020年1月8日、テヘラン近郊)
    ウクライナ旅客機墜落事故(2020年1月8日、テヘラン近郊)

イラン外務省のバハールヴァンド法務・国際問題担当次官が、ウクライナ旅客機墜落事故の報告書が間もなく発表されると述べました。                  

今年1月8日、テヘラン近郊でウクライナ国際航空の旅客機が墜落し、搭乗していた乗員9名・乗客167名全員が死亡しました。

バハールヴァンド次官は20日火曜、ウクライナのイェーニン外務次官との会談の傍らで記者団に対し、「イランとウクライナの協議の2段階目は、建設的で前向きなものだった」と述べました。

また、報告書が技術面で正しくかつ中立的なものであるために全ての努力が行われていることを強調し、「このような事故がイランに限らず世界のどの場所でも起きないよう、その対策が採られるべきだ」と指摘しました。

テヘランで開催されたイラン側(右)とウクライナ側による協議

イェーニン次官も、今回の一連の協議は非常に難しいものであり、スケジュールも過密であったと述べながら、「協議は非常に前向きだった。建設的空気が生まれた」と評価しました。

そして、この2つの調査の結果がこの事故の発生の原因を明らかにする助けになるとして、技術的調査の終結に向けたイラン側の準備を歓迎し、その努力に感謝しました。

ウクライナ旅客機墜落事故に関するイランとウクライナの2段階目の協議は、バハールヴァンド次官の率いるイラン協議団がイェーニン次官を代表とするウクライナ側の使節団を迎えてテヘランで行われました。

 

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