11月 02, 2020 15:37 Asia/Tokyo
  • アラーグチー・イラン外務次官
    アラーグチー・イラン外務次官

アラーグチー・イラン外務次官が、「ナゴルノ・カラバフ紛争の解決を目的にイランが提案するイニシアチブ構想は、領土保全や国家主権の尊重、国境の不変の原則、占領行為の終結、少数派の権利の尊重、難民の帰還といった、国際的にも認められている複数の原則に基づくものだ」とし、「わが国の提案はこの問題の平和的な解決に寄与しうる」と語りました。

イルナー通信によりますと、ナゴルノ・カラバフ問題に関してイラン大統領特使を務めるアラーグチー次官は、アゼルバイジャンの公共テレビ局ITVのインタビューで、ナゴルノ・カラバフ問題の解決に関するイランの提案について説明し、「わが国の計画案の特徴としては、現実の直視、地域的なアプローチ、地域の影響力のある国の参画が挙げられる。この計画案は、地域全体の参画・協力によりナゴルノ・カラバフ問題を解決し、当事国の双方を自らの目的達成にいたらせることを求めている」と述べています。

また、「この問題解決のための全ての国の責務は、でき得る限り最大限の努力をし、有益と思われるアイデア・構想の全てを検討することだ」とし、「わが国の計画提案は、完全な善意のもとに提示されており、ナゴルノ・カラバフ地域での人的損失やそれ以外の物的被害を終結させることを求めている」としました。

さらに、「全ての関係国が善意を持って対処すれば、関係破壊をもくろむ一部の地域外諸国の干渉を阻止でき、我々は成果にいたることができる」と語っています。

最後に、「イランの立場は常に、アゼルバイジャンの領土保全の尊重、占領行為への反対、そして占領地域の解放の強調であり、この立場はこれまでの27年間、全く変わっていない」と結びました。

 

 

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