イラン国会議長、「米衰退の流れが加速化」
ガーリーバーフ・イラン国会議長が、「アメリカ大統領選挙関連の出来事が、同国の威信の破壊によりアメリカの没落プロセスを加速させた」と語りました。
ガーリーバーフ議長は14日土曜、アメリカ大統領選挙後の一連の出来事に触れ、「経済、政治、社会、および構造面でのアメリカの諸問題は、(世界中の)世論に対し編集されることなく露呈され、今日の新の姿は世界の抑圧された人々の目の前にアメリカの没落の潮流がさらけ出された」と述べています。
また、「メンバーの顔ぶれが変わっても、それはアメリカ政府の対イラン政策には全く影響しないだろう」とし、「イランにとっては、アメリカのバイデン新政権の行動が重要なのであり、石油販売や銀行手続き、イラン企業と世界の通商などのプロセスの正常化が現実的にこの目で確かめられなければならない」としました。
さらに、「イランは、IAEA国際原子力機関の再三の報告にもあるように、自らの責務を完全に履行してきている。もし、バイデン氏が本当に核合意を信じているなら、前提条件なしに自らの責務を履行し、アメリカ政府の過去数年間の責務不履行によりイラン国民が受けた損失を補填する必要がある」と語っています。
そして、「イランは、アメリカの誤った決断の主な責任が、アメリカを支配している腐敗した体制にあると見ている」と強調し、「わが国のソレイマーニー・イスラム革命防衛隊司令官および、アルムハンディス・イラク民兵組織副司令官の殉教の代価となりうるのは、地域からのアメリカ兵の撤退のみである」と述べました。
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