本日、核合意合同委員会が開催
(last modified Wed, 16 Dec 2020 11:23:44 GMT )
12月 16, 2020 20:23 Asia/Tokyo
  • イランと5カ国による次官・政治局長級の核合意合同委員会
    イランと5カ国による次官・政治局長級の核合意合同委員会

イランと5カ国による次官・政治局長級の核合意合同委員会が16日水曜、ビデオ形式で開催されます。

この会議では、欧州連合(EU)のヘルガ・シュミット欧州対外行動庁(EEAS)事務局長が議長を、アラーグチー・イラン外務次官がイラン側代表団の団長を務めることになっています。

ハティーブサーデ・イラン外務省報道官は、核合意合同委員会の課題に関して、「本会議は、核合意の関係国により、合意の実施プロセスやその障害を検討するために半年ごとに開催される合同委員会の定例会議の1つである」と語りました。

イラン国会国家安全保障・外交政策委員会のヘイダリー副議長は16日、イラン国際通信・イランプレスとのインタビューで、「イランは、すべての当事者による核合意の実施に関する実質的な行動を待っている」と強調しています。

また、「オーストリア・ウィーンの核合意交渉は単に協議のためのものである場合、それは価値がなく繰り返しのものとなる。同会議がイランの交渉相手となっていた国連安保理常任理事国4カ国プラス・ドイツの5カ国(P4+1)による責務履行を求めるなら、イランはこれを受け入れる」と述べました。

イランは、米国の一方的な核合意離脱からちょうど1年後にあたり、これによる経済的影響を補償するために提案されたヨーロッパの解決策が功を奏していないことを確認した上で、2019年5月8日に核合意の第26条および第36条に基づき、自らの責務の一部の履行停止を発表しました。

これまで4段階にわたるイランの責務削減内容には、ウランの濃縮度を3.67%以上に引き上げること、濃縮ウランの埋蔵量を増量すること、研究開発分野での全ての責務履行を停止すること、フォルド核施設でのウラン濃縮・生産を再開することなどが含まれます。

 

ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。

https://twitter.com/parstodayj

https://www.instagram.com/parstodayjapanese/

http://urmedium.com/c/japaneseradio

タグ